最近AI界隈でよく耳にするようになった言葉、MCP(Model Context Protocol)について勉強会を開催しました。

最近、AI界隈で「これからはMCPだ!」という声をよく聞くようになりました。そんな中、自分自身の理解を深めたいという思いから、MCP(Model Context Protocol)についてのオンライン勉強会を開催しました。

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MCPって何?

MCPは、ざっくり言えば「AIとのやり取りをもっと柔軟かつ高度にするための共通プロトコル」です。 USBのような「つなげば使える」イメージで語られることもありますが、まだ具体的に何ができるのかピンと来ない方も多いかもしれません。そこで今回は、実際に触れてみて体感してみようという方針で進めました。

実演:CursorとFigmaをつないでHTML/CSS自動生成!

今回の目玉は、AI搭載エディタ「Cursor」と、デザインツール「Figma」の連携による自動コーディングの実演。Figma上のデザインをMCP経由で読み取り、自動でHTMLとCSSを生成させてみました。

そして… まあびっくり! 「これまでのコーディングの苦労は何だったんだ…」 と感じるほどのスピードと精度で、AIがコードを作成。正直、想像以上のクオリティでした。

MCPってAPIの上位互換?

実際に使ってみて感じたのは、「MCPはAPIの上位互換のようなものかも?」という印象。 単なるデータのやり取りを超えて、「コンテキスト(文脈)」をもったやり取りができるため、より柔軟で人間的な指示が通ります。

セキュリティ面も意識

MCPサーバは誰でも作って公開できる現状があるため、「どこから提供されているのか」をしっかり確認する必要があります。今回は、そうしたセキュリティに関する注意点も参加者間で共有でき、有意義な時間となりました。

Cursorの無料トライアル後について

現時点では、Cursorの無償トライアルが終了すると一部機能(agentモードなど)が使えなくなるようなので、代替手段も検討が必要です。それでも、今後の開発において大きな武器になる技術だと確信しています。今回の勉強会では、参加者の方からAmazon Q Developer CLIの活用による方法も共有していただきました。こちらであれば、毎月一定枠課金することなく利用が出来そうです。

今後の展望

MCPはまだまだ進化の途中。公開されているさまざまなMCPを触りながら、セキュリティには配慮しつつ、どんどん試していきたいと思います。

Cursorについても、もっと使いこなしていけるよう、このブログでのアウトプットを活用しながら学びを深めていきます。

引き続き、AI技術の進化をキャッチアップしていきましょう! 興味のある方はぜひ一緒に試してみてください。